ベランダの朝顔のその後について。3つの種を植え、うち２つから発芽、双葉が出てきた。

双葉のあいだからちょっとずつちょっとずつ葉が成長し、本葉に。Kは毎朝、毎夕とベランダの朝顔を時々コンパクトカメラで記録に残しながら観察している。本葉が大きくなってきたときには「ちっちゃいはっぱが本当のはっぱになったよ！」と教えてくれた。

いま朝顔は背丈10数センチくらい。発芽した二株ともすくすく成長している。我が家の場合、植木鉢の口径が20数センチの小さなものなので、一株を育てるのが精いっぱいみたいだ。インターネットで育て方が載っているページの図をKにも見せて、かわいそうに思うけれど、そろそろ一株を選んでもう一方の株を切ってしまわないといけないと説明する。

私が、二つあると水も栄養も足りなくなるみたいだよ、と言うとKは納得した。自らK専用のハサミを引き出しからだして、ベランダへ。二つ比べて生育の少し劣るほうの茎を、土に近いところから切る。

切った朝顔の葉をKが「かわいそうね」と言うので、豆皿にさしてダイニングテーブルに飾る。夕飯のときにまた、「かわいそうだねえ、（切った葉に）おひるごはんあげたら」と同情するように言った。植木鉢をもう一つ用意してやれば良かったかなあ。

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幼稚園で誕生会をしてもらったらしい。記念の手形がついた誕生日カードを持って帰ってきた。身長97.4センチ、体重14.5キロ、大きくなったら「くるまにのりたいな！」と書かれてあった。とんとんといっしょやな！とんとんは夏休みになったら「くるまにのりたいな！」と言っていたよ。

幼稚園でたぶん上の年齢の子と遊ぶ機会が多いのか、いろんな言葉を覚えてくる。今風のしゃべりかたや、懐かしい囃子ことばなども。目くじらたてるつもりはないけれど、Kとのお喋りの合いの手がいちいち「え、マジで！？」だと母は少々複雑な気持ちになる。「いーけないんだーいけないんだー」もよく歌っている。

話は前後して、誕生日カードを園でもらった日の夜。眠りにつく寸前、Kが「どうしてKちゃんは大人じゃないの？」と唐突に言った。Kちゃんはもうすぐ4歳になるでしょ、それはちっちゃんのお腹から出てきて4年が経ったってことだよ。来年には5歳になって、その次は6歳になって、その次は7歳になって、20歳になったら、Kちゃんも大人になるんだよ。と私が答えたら、Kはふうんと言った後またたく間に寝てしまった。