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とある団地に住む主婦のブログです。
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耳鼻科、いじわるをされて
とある平日、久しぶりにKと二人で過ごす。そんなのはおよそ春以来のことだから、何となく母の心もうかれる。どこに遊びに行こうかしらと思いつつ、結局気になっていた耳鼻科へ予約。


実は去る3月の終わり、Kは中耳炎と副鼻腔炎になった。めったに熱を出さないKが39度を越える熱をだし、風邪かしらと数日様子を見た後で本人が「眼をぱちぱちすると音がする。この音何の音?」と言うので、耳鼻科へ。鼻水がなかなか止まらないなあとは思っていたが、中耳炎になっていたとは。

何回か通院しながら2週間、ようやく鼻水がとまり処方された薬をやめる。その頃、ちょうど新しい幼稚園に入ったばかりでバタバタしていたので、完治しているかどうかを病院で確認せず(いいかげんなかあさん)。そんなわけで、今更ではあるけれど状態を確認したかったのである。

耳鼻科に行く前、Kが瞬きをするとまだ耳の中で少し音がすると言い、心配していたが、医師の見立てによると「だいじょうぶ、治ってる」との結果でホッとした。中耳炎が完全に治るのには時間がかかるけれども、Kの場合もう通院も薬の服用も必要ないとのことだった。良かったよかった。

3月に受診した時には調子が悪いのも手伝って、大泣きしながらの診察、耳の検査であったが、この日は落ち着いた様子だったK。たまたま待合室にクラスメイトの日中ハーフの男の子がおり、Tくんというのだが、診察が終わったあとにそのT君の元に駆け寄り「あのね、けんさはぜんぜん痛くなかったよ。こわくないよ」とアドバイスをしていた。昔、小学生の頃の集団予防接種で先に注射を打ったクラスメイトが、まだの生徒にいろいろ言って脅かしたり、安心させたりしていたのを思い出す。

事前に、いいこにしてたらアイス買ってあげるとモノで釣っていたため、病院を出てから韓国系カフェでアイスクリームを買ってやり二人で休憩した。懸案事項がはれてすっきり。

**
幼稚園に行くようになってから、、、というかそういう年齢になったからと言えばいいのか、Kが時々「いじわる」をされているのを聞いたり見たりする場面がふえた。いじめのような陰湿なものでなく、自分がつかっているものを黙って取り上げられたり、ちょっとだけいじわるな言葉(Kちゃんって小さいね、とか、いちばんじゃない、とか、もうお友達じゃない!とか)をかけられたり、そんな些細なこと。相手はどちらかといえば、精神年齢が上の女の子のほうが多いのかな。

Kの場合、いじわるに触れるとたいてい大泣きして終わる。あまり食って掛かったり、歯向かったりすることはない。「どうしていじわるをされたか」はKにも、私にも分からないし、だいたいがいじわるをした子の気まぐれなんだと思う。だから、そんなふうにされた後、Kと二人きりになったとき、まだ泣いているKにいじわるをされて悲しかったね、と同調する以外に慰めようがない。どうしていじわるなことするんだろうね、悲しいね、時々いじわるな気持ちになってしまうのかな、しかたないね・・・みたいな。

少し前に一度お友達の家に招かれて、母子で遊びに行った時のこと。Kと同い年のお友達は、たぶん何かのスイッチが入ってしまって、何をしてもいじわるな反応しかできなくなってしまっていた。Kがおもちゃに触ろうとすると怒って奪ってしまうし、それならばとKに「触ってもいい?と聞くんだよ。それで良かったら借りればいいし、ダメだったら違うのを聞いてごらん」と教え、そうさせるのだが、ことごとくどれもダメと言われてしまうのだった。

それでまあ呆然としたKは大泣きしてしまい、お友達のお母さんも間を取り持ってくれるのだけど、なかなかうまくいかず・・・ということがあった。

その後しばらくして家に帰り、おやつを食べながら落ち着いたKに、さっきはおもちゃ全然かしてもらえず悲しかったね、と話す。きっとSちゃんはどのおもちゃもとても大事にしていて、今日はだれにもさわってもらいたくなかったのかもしれないね。すごくすごく大事にしたかったのかもしれないね、と私が言うと、Kは何でもないような顔をして「まもったんだよ」と一言言った。

そうか、Sちゃんは自分の好きなものを「守った」から、いじわるしたのか。何だかその時私はとても感動してしまった。自分に非がないのに意地悪されるというのは大変理不尽で、悲しいことだ。そうされたことを、自分の気持ちの上でどう処理をつけるかという問題は、結構大人でも難しいのではないかと思う。私だったら、モヤモヤした気持ちが長く続くし、相手にどんな理由があろうとも、それを関係ない相手に八つ当たりするなんて最低じゃない?!なんて思って、しばらくは冷静でいられない(大人げないが)。

それをあんなに大泣きするほど悲しかったのに、私の適当な説明を聞いて納得し、自分のことばで起きたことを客観的にまとめられるなんて。Kはまだまだ小さくてお世話が必要だけど、ずいぶんと精神的に成長したんだなあと思った一件であった。

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