とある団地に住む主婦のブログです。
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船旅記録 12
2014.12.08 Monday
10月26日日曜、船旅最終日。上海港への到着日である。もう、あまりよく覚えていない。今これを書いているのが12月7日なんだから、そりゃそうだ。とにかく無事、到着したのである。
朝はゆっくり起きたと思う。そして前日と同じように野菜ジュースとスティックパンを朝食にした。荷物を整理し、最後にもう一度と8時半頃、デッキに出た。蘇州号はすでに黄浦江を西南方向へ進んでいる。お馴染みの茶色い水、独特の匂い。早朝のうちに甲板の掃除が行われたのだろう、ところどころ地面に水たまりができていた。Kはわざとその上を歩き、足跡をつけて遊んだ。
9時過ぎ着岸。大阪港と違い、タラップは急な階段。行きは男性服務員がキャリーバッグを運んでくれたが、帰りは自分で運ばねばならなった。かわりにKは服務員に手を引かれ、階段を下りる。イミグレを通り、荷物チェックを抜け、外へ。ターミナルのつくりが中途半端で迎えに来てくれたSさんと落ち合うまで時間がかかった。
久しぶりに会うSさんは感動の再会、ふうな出迎えであったが、以前に私が「それはもうよれよれだから外で着ないで」と言い渡したシャツを着ていたばかりに、私のご機嫌を大幅に損ねてしまった。Sさんはやばいと思ったのか帰宅後、速攻シャツを着替えていた・・・。
しかし、Sさんには心から感謝しなくてはいけない。妻の突然の思いつきを快く受け入れてくれた。そして「だいじょうぶ!へそくりたまったから、そこから旅費を出す」と言った私に、Kとあなたの旅行は家族のイベントなのだからと、家計費で旅をサポートしてくれありがたかった。へそくりはそのうちSさんに還元しようと思います。
と、そういうわけで船旅記録はおしまい。書きはじめたら長かった。でも、いつか読み返してにやにやしようと思う。「3歳のKと、船に乗って、中国と日本を往復した」。
写真:10月25日12時前、蘇州号のお尻側。九州を離れ中国大陸に向かうあたり。水平線が見え、時々大きな船が遠くを通るだけで、あたりはもう、何もない。本当に、とても良い天気だった。
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