北海道旅行が終わったら、4度目の上海の夏をこちらで過ごす予定だった。が、ふと思い立ち、日本に帰ることにした。思い立った翌日に発券、その翌朝に出発。

急な思い付きではあるけれど、Sさんからは常々「日本へ帰りたいと思ったら（自分やお金を）気にせず帰っていいよ」と言われていたので遠慮なく。これまでは「（Sさんが休みでもないのに）母子だけで帰国するほど、日本でしたいことはない」と思っていた。上海もうすぐ5年目にして私にも心境の変化が？

戻り便は盆のラッシュを避けて17日に設定。今回は約2週間の日本滞在になった。実家を中心に泊まり、両親は介護やら仕事やらで忙しいので、基本的に私とKとでぶらぶら遊んだ関西の夏。あっちに行ってこっちに行ってと活動的ではあったけど、有難いことに家事業を母に甘えお休みさせていただいたのでさほど疲れはたまらず、夏休みを十分満喫できた。日記にもぼちぼち記録できるかな・・・

上の写真は帰国直前、Kが発掘した「お宝」。恐竜に興味を持ち出したKに、「発掘する」ことを教えたくてタオバオで発掘体験ができる玩具を買ったのだった。石灰のかたまりを棒で削っていき、中に埋まったきれいなガラスの石や、貝殻を掘り出す。恐竜の骨バージョンより簡単で、見栄えがするのでひとつひとつ掘り出すごとに二人で歓声をあげ喜んだ。作業中は白い粉がたくさん出る。新聞紙を敷き、時々霧吹きで湿らせながら約1時間半、作業に没頭した。



そういえばこれをやっていて、すっかり自分が忘れていたことを思い出したのだった。中学1年生の時の自分の将来の夢は「遺構を発掘する人」であった。古い歴史の話を聞くのが好きだったのかな。全く関係ない人生を送っているけれど。