最後の最後で市内引越しの件がすべて取りやめになった。いろんなことがある。住まいの現状維持が決まり、自動的にKの転園先も決まった。週3日1年間通ったローカルインターの幼稚園をやめ、この春から日系の幼稚園へ週5日登園することになる。

手続き上間に合わないだろうと思っていた入園式に滑り込みで参加できることになり、入園準備がバッタバタ。そうか日系だと式典は正装でないといけないのか、各種袋物も雑巾でさえもサイズが決まっているのか、そうかそうか・・・と、母である私が異文化に触れ少々まごついているところ。

Kは引越しについては「Kちゃんはおうちが一番なの。引越したらおうちが寂しくなるの」とどちらかといえば嫌がっていたのだけれど、転園に対しては歓迎している様子で、これまで通っていた幼稚園の先生にも「日本語のようちえんに行きたいの」と話していたらしい。

用事があり二度ほど新しい幼稚園へKといっしょに出向く機会があったのだが、場所を見てそれなりに彼の中で新生活が始まることをとらえているよう。昨日はレゴで「日本語の幼稚園」を作り、先生と園児の役に分かれシミュレーションをしていた。「にもつはここに置いてください」「お弁当をみんなでたべましょう」など。

春になりSさんの駐在生活に、やっと初めて終わりの気配が見えてきた（気がしている）。どこに異動になるかは分からないけれど、季節をもう一巡したらそろそろ上海を離れる時期がくるのかな。