延長保育をお願いした日、久しぶりの晴れの日でもあったので思い立ち、電車に乗って大きな公園へ出かけた。上はその時に撮った写真。

写真では人気がないけれど、実際にはキバナコスモスの見ごろを楽しみに来た主に高齢の方々で広場は大賑わいであった。

帰り道、この日の朝「こんなお天気の日に仕事したり悩んだりしてる場合じゃないよね」とメールをくれたSさんに写真を送る。しばらくして「凄いねー　私の歩む道の先がこんなだったら良い」と返信があった。

実はSさんはここのところ心身ともに調子が悪い。9月半ば予定していた国外出張の直前、いよいよこれはあかんとなって急きょ予定をキャンセルし、半休をとって心療内科へ行った。本人曰く「まだ軽症なほうと思う」そうだが、鬱症状が出ているのは確かで、今は薬を処方してもらい通院している。

明日から久しぶりの国外出張が決まった。週末をそのまま挟んで来週前半まで帰って来ない。土曜日はKの運動会があり、Sさんも楽しみにしていたのだけど、予定が変わり行けなくなってしまった。

会社の直属の上司と産業医には事情を報告済みで、場合によっては休職も必要かもしれないと検討しているところ。まだちょっと先のことは分からないけれど、個人的にはSさんが休職するのは大歓迎だ。不謹慎だろうか。

内科もそうといえばそうだけど、心の症状は横からのぞいてみることができないから困った。病院へ行き始めたくらいの頃、Sさんが寝る前にふと「人生の中で今が一番しんどい」ともらしたので非常に衝撃を受けた。変だヘンだおかしいぞとは数か月前から思っていたけれど、えっそんなにも？！というのが率直な感想。

春以降、私もしんどかったところはあるけれど、これまでの人生で一番つらいかと言われると、それは違うと断言できるレベルであって、ゆえにSさんからその衝撃発言を聞いたとき、これは支える側にまわらないといかんと、ようやく理解したのだった。拗ねたり、いらだったりしている場合じゃないわと。自分につとまるか分からないけど。