とある団地に住む主婦のブログです。
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Sさん40歳に
2015.06.23 Tuesday
Sさん40回目の誕生日の朝。前日からお祝いの言葉を言いたくて仕方がなかったKは起きてくるなり、弁当を作っている私のところへきて「今日とんとんの誕生日?おめでとうって言いに行っていい?」。
もちろん良いよと言うと、Kは全速力で寝室へ駈け込んでいった。離れたところから聞こえたKの大声。「とんとん!あけましておめでとう~!!!」・・・危うく菜箸を落としそうになった。
上の写真は数日前の夜、Sさんが会食で帰りが遅い時にKと作った誕生日カード、それと私が作った「日本でかばんを買っていい券」。Sさんにプレゼントは何がいいか聞くと、日常使いするバッグを新調したいとのことだった。今使っているものも何年か前に私が上げたものだ。こちらではなかなかちょうどいいものが見つからないので、日本で買って出張の際に持ち帰ってもらうことにした。
夕飯はSさんのリクエストでビーフカレー。そして生ハムが入ったサラダとフルーツがあれば良いとのことだった。誕生日は年に一度しかないのにそんな楽させてもらっていいのだろうか(しかも生ハムはSさん本人が前日に買ってきた)、とせめてカレーライスのほうは卵を焼いてオムカレーにした。それからKと協力してオムレツ部分にハムを型抜きし、顔と「40」を飾った。
夕方Sさんが帰るまでの間、Kとストローと折り紙で旗を作り、「お帰り旗」をつくる。なにかメッセージを書こうと、Kに聞いて書いた。「とんとん いつもボールとかアイスとか ありがとう」。玄関のドアの鍵が開く音がした瞬間、Kはビクッとなって、その旗を持ち、Sさんの方へむけて振りながらとんとんお帰り~お誕生日おめでとう~と言った。Sさんはとてもうれしそうで、Kは少しはにかんだ様子であった。
Sさんがとうとう(という言い方は失礼だけど)40歳。私が彼に初めて会ったのがSさん29歳の時だから、彼の30代は丸っといっしょに居たことになる。だからどうってこともないが、スタンプラリーでハンコをひとつもらえたようなうれしい気持ちが少ししている。
Sさんは私に「おかげさまで40まで生きられました」と言った。そうだそうだ。出会ったばかりの頃この人は「自分たちの世代は40くらいで皆死ぬ気がする」なんてうそぶいておったのだ。息子が描いた七色の髪のように、Sさんがこれからも色鮮やかで自由な40代を過ごせますように。
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