今朝、アイさんが玄関のチャイムを鳴らしたとき、私はベッドでまだ寝ていた。Sさんがちょうどシャワー中だったのを途中で切り上げ対応、アイさんを玄関前で待たせておいてから私を起こしてくれた。

あらまーなにからしてもらおうーーとボサボサ頭で考えつつ、指示をするとテキパキ動き始めるアイさん。ジャン・アーイー、今日はモノトーンの水玉ワンピにボレロスタイル。アイさんってもっとジャージとか楽な格好で来るものだと思ってた。ちなみにそのワンピース、娘さんがH&Mで買ってくれたそうだ。

今日は月曜日にはお願いしなかった台所周りの作業や、アイロンがけなどもやってもらう。Kとも遊んでもらった。Kはとても嬉しそう＆気になる様子で、昼食を食べさせていても、後ろにジャン・アーイーが通るとくるっと振り向きじぃっと見つめにこにこしていた。

ジャン・アーイーがアイロンがけを終え、あのアイロンと同じものを買いたいがどこで買えるかと聞いてきた。パナソニックの中国市場向けの商品。Sさんがタオバオで買ったものだった。聞けば、日本人太太の家でアイロン掛けをするたび、欲しいなあと思っていたのだとか。しかしこれまでの日本人家庭では皆日本から持ってきたものを（変圧器を通し）使っていたので、中国にはないのだろうと諦めていたのだそうだ。電気屋さんに行ってもなかったんだって。

ジャン・アーイー、「私の【おなのこ】（女の子、娘という意味で使う）がね、太太が一時帰国したときに代わりに買って来てもらえばいいじゃないと言うのよ、でもね、みなさん大荷物で子供抱えて日本から戻ってくるわけじゃない？そんなのお願いするなんて申し訳なくて言えないわよ～」と言う。

そこで、アイロンの型番を調べタオバオで検索してみた。幾つかのお店で300元前後で販売されている。娘さんがタオバオをよく使うというので、型番を書いたメモを渡し、お店選びは娘さんにしてもらうといいよと伝える。安い店がよい店とは限らないからね、と私がいうと「信用度をチェックしないといけないのね、なるほど」と頷いていた。

それからしばらく作業をしながらタオバオ話で盛り上がる。娘さんがどんなふうに利用しているかなど。娘さんといっしょに服市場に行って、気に入りの服を見つけても値段交渉して納得いかなかったらすぐにタオバオで探すのだそうだ。同じものが低価格で見つかることもあるし、似たようなものもたくさんある。市場では試着しにいくだけなんだって。

中国人て気が強くて値段交渉にもストレスを感じることないのかと思ってたけど、なかには市場での値下げトークは面倒、嫌だと思う人がいるんだね。「店の人が言う『最低価格で○○元、これ以上は下げられない』って適当だもの、信じられない」だって。だよね～。

今日も午後から浦東だと思っていたら、木曜はお休みなんだと。うちに来る週3回が全てフルタイム勤務じゃなかったと知り、少し安心。それならうちでも（体力的に）続けて働けそうかな。今日はこれからお友だちの家に行くの～と元気にお帰りになった。

巷では気温38度まで上がったと聞く。もう少し下がったら散歩ついでに買い物にでよう、と思って結局外へ出ず。朝晩も下がんないんだ、上海の夏って！大阪と大差ないんじゃない？と思っていたのは甘かった。

写真：　プチトマトが入っていた器を口だけで支えるわるいやつ。