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とある団地に住む主婦のブログです。
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河口湖へ


「とんとんはいっつも帰ってくるって言って帰って来なかったりするから、今日も帰って来ないんじゃない?」とKに言われてしまうSさん。先日の金曜日は午前中から「夕飯はおうちで食べたいんですが」とメールがあり、そんなお願いして大丈夫なの?と心配していたが、23時前に無事ご帰宅。


翌朝、土曜日。特に出かける予定もなく、のんびり過ごしていたらSさんが「いまから高尾山行きませんか」と言う。時刻は9時過ぎ。今から準備して出かけたら、ロープウェイ乗り場もかなり並ばなくちゃいけないんじゃないだろうか。高尾山に行くにはもう遅いよ~と私が言い、代替案として山梨県の河口湖へ富士山を見にくのはどうかと提案した。

河口湖だって遠い場所だが、去年一度だけ縁があって訪れたことがあり、その時は高速道路を使っていけば思っていたより近いもんなんだなと思ったのである。高尾山より観光客が密集しなさそうなところも思いつき小旅行にはよろしい。

そんなわけでバタバタと準備をし、10時過ぎに家を出た。私は久しぶりに一眼レフを持ち、Kも写真を撮るというのでNikonのコンパクトカメラを専用に渡す。東京に住むようになって富士山が(離れていてもこの辺に住む人たちにとって)わりと身近な存在なのだと初めて知った。「富士見」の地名はあちこちにあるし、高速道路で八王子、山梨方面へ車を走らせれば、時々遠くに現れる富士山の姿は本当に唐突で、異様で、神々しい。

正午にSさんが「待たなくていいようにオオバコの店にした」と探してくれたほうとう専門店へ着く。ほうとう不動という幾つか支店があるお店らしいのだけど、私たちが訪れた店は建物がとてもユニークだった。かまくらのような、マシュマロのような。どこかの何かが似ているのか、私もSさんも上海のジュメイラホテルを思い出しました。ドバイっぽい?



お店のHPより画像をお借りしました。

こちらで一人一鍋形式のほうとう鍋を頂く。ほうとうを食べるのはたぶん10年ぶりくらい。これと言って特別おいしいってこともないけれど(失礼ですが)、旅情をそそる食べ物である。なんだこの麺は~とKも言いながらまあまあ食べた。Sさんはお腹が空いていたのか、結構な量があるほうとうと、白飯と、どて煮を一人で平らげ「もうお腹パンパン」になった。

昼食後、また車で移動して河口湖畔へ。ちょうど出航5分前だったので遊覧船に乗った。中国系の観光客が多かったけれど、前に行った箱根や週末の高尾山なんかと比べると、全然のんびりしている。Sさんは「これはええなあ~。ええ感じやなあ~」と何度も独り言を言っていた。

Kは船の上から一生懸命、富士山の写真を撮ろうとしていた。背丈が低いので柵から富士山をのぞく形で写真を撮っている。なぜかレンズをズームしたまま撮っていて「富士山と『うみ』をどうじに撮りたいのに撮れない」と怒った。ズームを元に戻し、船の柵の上にカメラを固定するように撮れば湖といっしょに撮れるよと教えてあげると上手に撮れた。



こちらはKが船上からズームで撮った富士山。縮小以外のレタッチなし。天気がとても良くて、山上に積もった雪がテカテカしていた。本当に遮る雲もなく、間近にこんなにくっきり富士山を見たのは初めてだ。

遊覧船を降りた後は、湖から少し離れた場所にある道の駅へ寄り、そのそばにあってたまたま見つけた入館無料の「なるさわ富士山博物館」に入ってみた。Kはお土産にミュージアムショップでローズクオーツの石(しかも5センチくらい大きい)をSさんに買ってもらっていた。石、家にいっぱいあるのに・・・

その後、例のごとくご当地スーパー銭湯へ。もはや我が家の旅のお約束と言ってもいい。「眺望の湯ゆらり」は、風呂に入りながら本当にびっくりするほどきれいに富士山が見えた。すこーんと抜けるような空間の先に富士山。湯船のなかには「ここから見たらよく見えるよ」という位置に石の椅子がしつらえてあり、そこに座ると実によく見えた。たまたま運が良かったのか入浴客は少なく、ゆっくりすることができた。

KもSさんといっしょに、館内のいろんなお風呂(露天ほかに、洞窟風呂とか蒸し風呂とかいろいろある)を楽しんだようだ。「ちっちゃん、暗いお風呂(洞窟風呂)入った?」と後で聞かれたけれど、私はこういうところに来るとあまりいろんな風呂を試すことはせず、ゆっくりできそうなひと風呂で温まればさっくり出てしまう。暗いお風呂も入らなかった。それで満足。

風呂から上がって少し休憩したら時刻は16時。夕焼けを背に我々は東京へ戻った。帰り道、疲れたのかKはすぐに車内で夕寝を始め、1時間半も寝ていた。長距離運転していたSさんも疲れたかもしれない。でも、たぶん、なかなかよいリフレッシュになったのではないかなと思う。旅はいい。
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