とある団地に住む主婦のブログです。
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東台路はまだ
2015.05.12 Tuesday
3月末に取り壊しが決まっていた东台路古董街が、まだ残っていると聞きつけ様子を伺いに行く。
平日の昼過ぎ、自分と同じような目的でか、外国人客が物色しているのを多数見かけた。木枠に無造作にはめられた等身大兵馬俑の模型、古いんだか新しいんだか分からないガラクタや古銭、レトロなランプ、家具、三輪車・・・1年ちょっと前に初めて訪れたときと売っているものはほとんど変わらない。ただ、もう店仕舞いしているところも少なくなくて、そういうところは赤字ででかでか「拆」と印されている。垂れた赤インクが寂しい感じ。
帰り際、珍しく揃いの工事服に身を包んだ工員たち(こちらの工人は衣服が皆バラバラの印象がある)が集まって談笑していた。通りがかった際にサパニン(上海語で日本人)という単語が聞こえてきたので、思わず足をとめ声をかけてみた。市政府から派遣された解体業者だそうだ。5月末に全部の解体が終わるのかと聞くと、7月末まではかかるらしい。そして、つぶした後はどうなるのかと聞けば、「なんもならねえ。マール―になるだけだ」と。西蔵路につづく道路になるだけだそう。
友だちが、すでに半分以上が壊されている古い家の2階に、トイレかシャワールームだったと思われる場所を見つけた。タイルの壁が真新しく、周りの風景からそこだけが浮いていた。きっとリフォームしたばかりだったんだろうねぇ・・・と話す。せつない。
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