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とある団地に住む主婦のブログです。
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み、ど、り!


スパイゴーグルちっちゃん作って~と言ったK。よくよく聞いてみるとそれは潜望鏡のことだった。手鏡に使われるような鏡さえあれば自分で作れるんだけど、家にはなかったためタオバオで材料を探す。


鏡を買うより断然安い潜望鏡DIYキットを山東省から取り寄せる。Kと協力して作りたいと思ったので白地の紙のものを選ぶ。マジックと色鉛筆、クレヨンなどで絵を描いた。請われて私が家族三人の顔を描いたけれども、Kが顔の中身を緑色に塗ってしまって河童みたい。

鏡がガラス製ではなくプラ製なので解像度は今一つ。それでもKは喜んで完成した潜望鏡を使いスパイごっこをする。しかし大抵が「潜」まず覗くので潜望鏡の正しい使い方ではない。

**

色の名前について。色の名前をざっくり覚えたのはいつだったか、だいぶ前のことになると思う。でも、その頃からずっと最近までKは緑色と黄色をよく間違えていた。緑のものをきいろと言ったり、黄色のものをみどりと言ったりする。以前はSさんとも、もしかしたらKの目には本当に区別なく見えているのかもしれないと少し心配気味に話をしていた。

自分なりに調べてみて、今たとえ色覚に何か問題があったとしても、特に何かすべきことはないと知り、その後は様子を見ていた。それでも、色を間違えて言った時には都度訂正していたが、Kにとってそれはあまり好ましくないことのようだった。ちょっとバツが悪そうにしたり、間違えて色の名前を言った時、私が首をかしげると即座にもう一方の(緑か黄色)色を叫んだり。時々は、Kちゃんきいろ全然分からないの、と自ら悲しそうに申告したり。

そんなKの様子を見て、ふと思いつき、「きりんの色はきいろ!はっぱの色はみどり!」というフレーズをKに覚えてもらった。Kはなぜだかキリンは緑と言わず、ちゃんと黄色と答える。それで、色当ての時に「これは何色?」と聞かず、「これはきりんの色?それとも葉っぱの色?」と聞くことにした。すると、正解が増えた。黄と緑がKの目にどんなふうに映っているかは正直なところ私には全然分からない。もしかしたらそれらは明暗の違いだけで、一続きの色に見えているのかもしれない。だけど、きりんの色に近い方は黄色、葉っぱの色に近い方は緑と覚えることで、間違いがぐんと減った気がする。

今朝幼稚園に行く前、玩具の鉄砲を持ってきて音を鳴らしながら激しく光る部分を指し、「ちっちゃんこれはみ、ど、り!」と得意そうに言った。そうだね~よく分かったね!と私が褒めると、Kは「Kちゃんもうみどり、できれるようになったよ!これもね、み、ど、り!」と、他のおもちゃの緑色の部分を指さし教えてくれた。色の間違いについては数か月くらいはずっと正されてきた問題なので、Kにとっては何か大きな自信になったのかもしれない。とても嬉しそうで私も嬉しかった。
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