とある団地に住む主婦のブログです。
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UNOと卓球
2018.01.08 Monday
少し前にマクドナルドのハッピーセットに、ボードゲーム類が選んでもらえる時期があった。休日にテレビCMを見てSさんが「あれは欲しい」「KちゃんとUNOをやりたい」と言い出し、自転車に乗って一人でハッピーセットを買いに行ったのである。
そしてこれはSさんらしいというかなんというか、買いに出かける前にわざわざ駅前の店舗に電話をかけ、目当てのUNOがまだ在庫ありかどうか店員に確かめてから行ったのだった。
そんなこんなで今我が家はハッピーセットあがりのUNOとモノポリーを所持している。UNOは「ハッピーセットカード」なんて特例のカードがついている。また、モノポリーは本格的なものではなくて簡易的なものではあるけれど、KはそれをSさんとやるのが好きみたいだ。
二つのうち、Kは特にUNOを気に入り、雪遊び旅行でも自分の青い小さなリュックに入れて持って行った。ちなみに私はあまり父子がUNOをしている時にいっしょにやらない。面倒だからである…
冬休みに友達親子といっしょに遊び、大勢でUNOをすることになって初めてKは「リバース」のカードがどういう意味をもつカードか理解できたようだ。私が友達に「いつもお父さんと二人だけでやってるからね」と説明すると、「Nさんはいっしょにやってあげないんかい」と大笑いされた。そうなんです。ごめんね。
**
卓球は、旅行中泊まったホテルでやれたのが初めて。時間貸しでラケットなども借りられ、2泊の短い期間に2回、それぞれ1時間ずつ楽しんだ。
こちらは私も始め参加したのだけれど、Kのルール無用スマッシュヒットの連続に打ち返せず、「ちっちゃんは下手だから見てて」と言われ、結局卓球も主に父子だけで取り組んでいた。
Kはひどく負けず嫌いなところがあって、球を打ち返せないと般若のような表情になり、しまいには泣きだしてしまう。それでも面白さのほうが勝っていたのか、帰宅してからも「卓球またやりたい」とSさんにせがんでいた。
Sさんの冬休み最終日(途中一日だけ出勤日を挟んだが)、近場の公民館のような場所で卓球ができると知って朝から父子は出かけて行った。
あなたは6歳なんだから上手く打てないことがあっても全然大丈夫なんだからね!悔しがってすぐ泣くけど泣いて帰って来ないでよ、泣いてたらとんとん共々家には入れないからね!
と、我ながらひどい口調で父子を見送ったのだが、それから帰宅予定時刻よりずっと早い時間に、Kはやっぱり半泣きで帰ってきたのだった。
Sさんが「Kは悪くないねん、悪いのはおれやねん」と慌てた様子で説明したのはこういうわけだった。すなわち、卓球をしているときに仕事の電話が入り、予定より前倒しで明日から国外出張に行くことになり、そのために現地との様々な調整を今から急ぎやらなければいけなくて家に帰ってきた、ということだった。
Kは半泣きのまま、しかし黙って、WiiUのスイッチを入れてゲームをしだし、Sさんは半分パニック気味の様子で(表現として大げさかもしれないが、側から見ると本当にそのように見える)ダイニングテーブルの上で仕事用パソコンを開け、スマホで各地にいると思われる関係者に連絡を取り始めた。
私はいたたまれなくなり、Kにいっしょにゲームをすることを提案した。Wiiパーティというすごろくにミニゲームを足したようなソフト、大人がするにはちょっと物足りないが、Kは誘うと喜んでくれる。
結局その日はそれからSさんが「自由」になることはなかった。やらなければいけない仕事は「調整」だけではないのだろう。何度もため息をつき、頭を抱えて、しんどそうだった。
そうなんである、Sさんは今、またしんどい時期にある。しかしこれについては記すと長くなりそう…
年末年始の休み中でも、元旦を除けば毎日仕事の電話はかかって来ていたし、旅行先でも仕事パソコン持参で夜はホテルのラウンジで仕事をしていた。
明るいワーカホリックならまだ良かったんだけどなあ!冬休み中、1日だけ出勤した時は夜遅く帰ってくる電車の中からLINEをくれて、しんどいあまり「家に帰ったら泣きそう」と書いてあった。42歳のおっさんがですよ。冗談ではなく本気の文字通りの泣きそう宣言で、本当に泣いたんですよ、家で。どうしたらいいの神さま。
鬱の時に重大な決断をしてはいけないというのはセオリーのようだけど、そろそろ家族としても辛い。(見ていられないし、優しくもできなくなってきている)
そんな年明け、これからどうしたらいいのか、Sさんと少し話しました。これは本当に長くなるので割愛。
今頃大陸にいるSさん。大丈夫かなあ。Kは明日から登園日だけど、今日は午後から微熱気味。こちらもどうなるかしら。
*
写真は12月、Kが作った手織りのタペストリー。左がデザイン画のようなもの。何年振りかで手織り機を出しました。
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COMMENT
- 無題
-
どうしてもSさんのことに反応してしまうよ
またしんどい時期なんだね
「どうしたらいいの神様」「家族としても辛い」
ってわかるわ〜わかりみがすぎるわ
終わりってくるのかなあ?
信じて進むしかないんだろうけども
「LINEをくれて」って表現に目が止まったよ
私なら「入って」「あって」って書くと思う
ブログ再開うれしいよ!
- とり子さん:
-
ありがと〜そーなのよ、そーなのよ家族とはいえ負のエネルギーに触れる期間が長くなってくると辛いよね…
いっそカウンセラーや、友達みたいに第三者の立場だったらよほど冷静にいられるだろうにと思うの。
とりあえず転職エージェントに連絡つけてみることと、メンターになりそうな友達(もうずっと友達という存在に一人として連絡していないようだったから)と飲みに行くでも何でも縁を繋いでみたらって話になったよ。
異動の打診も身近な上司から少しずつしているようだけど、先は全然分からないや。いつまでつづくのか〜
LINEくれる、は引っかかった?笑 たぶんまだ私メール中心でやりとりしていた時代のほうがしっくり来てて、メールをもらう、から表現が来てるんだろうね。入る、のほうがLINEらしい〜