とある団地に住む主婦のブログです。
北関東系せみラバー
先週末くらいからKのおしゃべりがちょっと変。

単語のアクセントも、文全体のイントネーションもなまっているのである。Sさんは「北関東系」と言う。つぶやきシローみたいな茨城のなまりのようでもあるし、平板化が進んだステレオタイプの「東京の都会の人」のようにも聞こえる。

一体誰の真似をしているんだろう。同級生ではなさそうだし、YouTuberかなあ。どちらにせよこの数日Kは家にいても、外出していてもその独特の喋り方を徹底して続けている。



Kはセミが好きでしょうがないみたいだ。形がカッコいいらしい。何年も土のなかにいてある日、木に登ることを決意して・・・というセミのドラマチックな物語にも心惹かれるのかもしれない。

本当に毎日毎日、飽きもせずKはセミの話をしている。そして、外の木を恨めしく眺めながら「あんなにあっちもこっちもミンミン言ってるのに、生きている(成虫の)セミはなかなかゲットできれないんだよ」と文句を言っている。成虫を捕まえて飼いたいそうなのだが、それだけはどうかどうか勘弁してほしい・・・。そう思っていたら、先週末の朝、こっそりSさんと虫捕りに行って成虫のセミを虫かごに入れて帰ってきた。

母が嫌がるのはKもよく分かっているので、捕ってきたものが何かについては始め内緒にされていた(白々しい態度なので怪しさ満点)。けれど、玄関の端にそっと置かれた虫かご。中にトンボやちょうちょといっしょに入れられたセミは、時折ジージージージ―大きな音で鳴くわけですぐに私にばれてしまった。

Kちゃん、あんなにセミさんが鳴くのは外に出たいからだと思うよ。何年も何年も土のなかで生きてやっと外に出られたところなのに、生きていられるのはあとほんの数日かもしれないのに、あんな小さなところでかわいそうよ。と、私がもっともらしくKをなじると、あっさり逃がしてやることに同意してくれた。案外Kも、セミって家で飼うとうるさいなあと思ったのかもしれない。

セミの抜け殻は団地の敷地内にたくさんみつけることができる。草地の広場をロープで囲んでいるところがあって、なぜか特にそのロープに抜け殻がよくしがみついているのである。そばを通るたびにKは足を止めて、あの抜け殻は果たして「抜けた後」か、「抜ける前」か一人ブツブツ言いながら観察している。(怖がりなので本当に抜けたあとの殻でないと容易には近づけない)

先日は雨の日に、地面にセミの成虫の羽を一枚見つけた。まだ成虫を捕ったことがない時だったので、成虫の体の一部を見つけたことに興奮したKは嬉々としてそれを拾い、家に持ち帰った。どうするのかなと思っていたら、おもちゃ箱から2年前に宮古島で拾ったサンゴを出して来てそこに羽をセロテープで貼り付けた。

そしておもむろにそれを両手に持って構え、「せみじゅう完成」と言った。セミ銃である。セミの羽がついた白いサンゴの銃。Kから「ちっちゃんはセミの羽は怖くない?どう、このせみじゅうは」と感想を聞かれたため、「うーん、まあ、怖くはないけど、好きでもないかな」と正直に答えた。

「セミの羽がいっぱいついてたらやだ?」「うん、やだね」「女子的にはひとつだけがいい?」

女子的には・・・女子的には・・・脳内でKのことばがぐるぐる回った。

**

来月の盆休みは3泊だけ帰省することにした。SさんもいっしょにSさん実家に2泊、私実家に1泊。短い。でもちょっと今回は長居する気にもならなくて、すぐ東京に戻る。
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