とある団地に住む主婦のブログです。
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映画の日とKの話
2016.07.08 Friday
7月に入り、17時まで預かってもらえる延長保育の日をこれまでの週1日から週2日に増やした。
延長保育になるといつもより長く遊べて、おやつが出るからKは喜ぶ。毎日でも良いんだそうだ。Kちゃん今週も幼稚園がんばったなー!幼稚園行くといろいろやらされることあるから疲れちゃうんだよ、は~つかれたー!なんて今日も言っていたけど、それとこれとは別らしい。
延長保育の日、母が何をしているかというと、ひと月前から特別な予定を立てる日もあれば、何もやることが決まっていない日もある。
この間はちょうど月初めの日で映画が普段より安く観られる日だったので、電車に乗って映画を観に行くことにした。西側の郊外の映画館と、東側の都会の映画館、どちらに行っても同じだけ時間と交通費がかかる。のんびりしたかったので郊外を選ぶ。
平日午後の郊外の映画館、月に一度の「映画の日」であっても空席だらけ、その日は『二重生活』という尾行をモチーフにした邦画を観たのだけど、ひとけの少ない環境で観ていたのも手伝って、前評判通り自分が見知らぬ相手をこっそり覗いているような気持ちになった。
映画に出ていた門脇麦と菅田将暉は、何だか前から気になる。たぶん二人ともほくろが多いからだ。私がほくろの多い人間なので何となく似たような人を追ってしまう。
そういえばKもほくろが多くなりそうな気配がある。赤ちゃんの時は全然なかったのに、今はもう顔に幾つかほくろがある。Kの額の生え際、真ん中に生えているほくろは特に気になり、調べてみたら、対人関係のトラブルが起きやすい、人に盛り立ててもらいやすい(反対やないか)、引越し移動が多い(!)とあった。
ほくろの多いひとに幸多からんことを祈ります。
***
5歳にもなれば妄想というか作り話もたくさんするので、話を鵜呑みにできないことは確か。けれど、本当にそうだったらいいなあということをKが話したので記しておく。
風呂に入っている時、私が体を洗っていたらKが前置きなく言った。「Kちゃんがちっちゃんのお腹にいたとき、こう思っていたんだよ」。Kがよくする話し方である。導入というべきワンフレーズ。よく話を聞いてほしい時にこう切り出すのだ。
「ちっちゃんのお腹にいた時、まえに、、、ちっちゃんとKちゃん、寝るとこがある船に乗って、うみを渡ったでしょ」「うん」「ああいうのをしたいなーってずーっと思ってたんだよ」
「えっ、お腹の中にいた時に思ってたの?」と私が聞き返すと、そうなんだよーとKが答える。じゃあ、願いが叶ってよかったね。フェリーで上海から大阪にきたときは、ちっちゃんゲロゲロで大変だったよね等、船旅の思い出話を二人でした。
それから茨城県の港から北海道行きのカーフェリーがあるらしいから、今度とんとんのお休みがとれたらみんなで車に乗って車ごと船に乗ろうという話も。いつかかなうといいな。
Kが私のお腹にいた頃、本当に船旅をしたいと思っていたかどうかは確かめようがないけれど、少なくとも事実として、Kが私の子宮で受精卵であった頃、私はSさんが出張中で退屈だったので、神戸からフェリーに乗って北九州まで一人旅をしたのだ。門司から長崎まで行って、稲佐山の中腹にあるスーパー銭湯につかって、坂の街をぶらぶら散歩して、角煮まんみたいなものや、ハイカラな感じの丼を食べた。
妊娠が分かる前の最後の一人旅、とても楽しかったから、たまごのKはどこかで(お腹でか?)羨ましいなあと思っていたのかもしれない。阪九フェリー雑魚寝の旅であっても。そう考えるとちょっとメルヘン過ぎるような、出来過ぎた話のような気がするけれど、Kが風呂場で唐突に教えてくれたこの話はちょっと覚えておきたいと思った。
***
写真はSさんの誕生日、Kとつくったプラバンキーホルダー。今日もSさんはこれを持って出張中。
延長保育の日、母が何をしているかというと、ひと月前から特別な予定を立てる日もあれば、何もやることが決まっていない日もある。
この間はちょうど月初めの日で映画が普段より安く観られる日だったので、電車に乗って映画を観に行くことにした。西側の郊外の映画館と、東側の都会の映画館、どちらに行っても同じだけ時間と交通費がかかる。のんびりしたかったので郊外を選ぶ。
平日午後の郊外の映画館、月に一度の「映画の日」であっても空席だらけ、その日は『二重生活』という尾行をモチーフにした邦画を観たのだけど、ひとけの少ない環境で観ていたのも手伝って、前評判通り自分が見知らぬ相手をこっそり覗いているような気持ちになった。
映画に出ていた門脇麦と菅田将暉は、何だか前から気になる。たぶん二人ともほくろが多いからだ。私がほくろの多い人間なので何となく似たような人を追ってしまう。
そういえばKもほくろが多くなりそうな気配がある。赤ちゃんの時は全然なかったのに、今はもう顔に幾つかほくろがある。Kの額の生え際、真ん中に生えているほくろは特に気になり、調べてみたら、対人関係のトラブルが起きやすい、人に盛り立ててもらいやすい(反対やないか)、引越し移動が多い(!)とあった。
ほくろの多いひとに幸多からんことを祈ります。
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5歳にもなれば妄想というか作り話もたくさんするので、話を鵜呑みにできないことは確か。けれど、本当にそうだったらいいなあということをKが話したので記しておく。
風呂に入っている時、私が体を洗っていたらKが前置きなく言った。「Kちゃんがちっちゃんのお腹にいたとき、こう思っていたんだよ」。Kがよくする話し方である。導入というべきワンフレーズ。よく話を聞いてほしい時にこう切り出すのだ。
「ちっちゃんのお腹にいた時、まえに、、、ちっちゃんとKちゃん、寝るとこがある船に乗って、うみを渡ったでしょ」「うん」「ああいうのをしたいなーってずーっと思ってたんだよ」
「えっ、お腹の中にいた時に思ってたの?」と私が聞き返すと、そうなんだよーとKが答える。じゃあ、願いが叶ってよかったね。フェリーで上海から大阪にきたときは、ちっちゃんゲロゲロで大変だったよね等、船旅の思い出話を二人でした。
それから茨城県の港から北海道行きのカーフェリーがあるらしいから、今度とんとんのお休みがとれたらみんなで車に乗って車ごと船に乗ろうという話も。いつかかなうといいな。
Kが私のお腹にいた頃、本当に船旅をしたいと思っていたかどうかは確かめようがないけれど、少なくとも事実として、Kが私の子宮で受精卵であった頃、私はSさんが出張中で退屈だったので、神戸からフェリーに乗って北九州まで一人旅をしたのだ。門司から長崎まで行って、稲佐山の中腹にあるスーパー銭湯につかって、坂の街をぶらぶら散歩して、角煮まんみたいなものや、ハイカラな感じの丼を食べた。
妊娠が分かる前の最後の一人旅、とても楽しかったから、たまごのKはどこかで(お腹でか?)羨ましいなあと思っていたのかもしれない。阪九フェリー雑魚寝の旅であっても。そう考えるとちょっとメルヘン過ぎるような、出来過ぎた話のような気がするけれど、Kが風呂場で唐突に教えてくれたこの話はちょっと覚えておきたいと思った。
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写真はSさんの誕生日、Kとつくったプラバンキーホルダー。今日もSさんはこれを持って出張中。
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