とある団地に住む主婦のブログです。
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天钥桥路にて
2015.09.28 Monday
花瓶に水差ししておいた朝顔の蔓につぼみが一つついた。白いつぼみの先は紫色になっている。
随分前に水差しして以来、時々水を替えてやるだけで特別な世話はせず、お日様の下に置くこともなかったのに。まもなく花瓶の上で花を咲かせてくれるのだろう。改めて朝顔の生命力に感服。
ベランダの朝顔の植木鉢のほうは、すでにたくさんの実がついており種が収穫できるようになるまでもう少し。ふさふさの緑のかたまりだったのが、ところどころ黄色が目立つようになり、隠れていた支柱がむき出しになってきた。それでも、まだ1輪、2輪と花を咲かせているので毎朝水遣りをしている。いつまで水を遣ればいいのかしら。
朝顔が終わったらベランダが寂しくなるなあ。
**
中秋節だった日曜日、久しぶりに昼に焼肉を食べにいった。よく家族で行く焼肉屋は自宅から15分、20分くらい歩く場所にある。地元の人でにぎわう通りを歩く。ここにはいつも行列ができる(たぶん老舗の)惣菜屋がいくつか並んでいる。中国人は並ばないと言うけど、ここでは皆ちゃんと並んでいるのだ。ガラス張りのショーウィンドウの向こうに白衣のおばちゃんがおり、小さな窓口から注文を受ける。
何度も通りがかったことのある店先だが、この日はKの興味をひいたようでガラスの向こうの中華おかずにどんなものがあるか見たがったのでしばし見学。Sさんがお魚ならKちゃんも食べれるかもしれないねえと、上海風に味付けされている黄魚のおかずを指さす。前に、幼稚園で私がバスマザーにおすそ分けされたやつだ。
Kちゃんは肉まんじゅうが食べたいんだよねえ、とK。聞けば、幼稚園で中国人の先生が昼ごはんに包子を食べていたらしい。すごく美味しそうだったのだそうだ。パオズね。そう、パオズ。Sさんは「とんとんは馒头が食べたいなあ」と言い、私は「普通の月餅は食べたくないけど、冰皮月饼を食べてみたいなあ」と言った。三者三様。
惣菜屋を過ぎてまた歩く。入口に謎のロボットが飾られている美容院を通り過ぎる。昔Sさんが髪を切っていたローカルチェーンの美容院で、入口から覗くと、美容院の椅子と鏡が奥深くまでずらっと並んでいるのが見える。Sさんが思い出話を始めた。ここにはKちゃんが赤ちゃんの時、とんとんがKちゃんを連れてよく来たんだよ。えー!?とK。1歳未満だもの覚えてないよね。
とんとんが髪を切っている間Kちゃんはお店のお姉さんたちにラグビーボールみたいに、次々に抱っこされてまわされてたんだよ。皆田舎に小さい子供を残して出稼ぎに来てた若い女の人ばかりだったから、Kちゃんのこと可愛いねえってあやしてくれたよ。
美容院を過ぎると今度は「ダック屋さん」がKの目に留まり、立ち止まった。ショーケースにはあひるのありとあらゆる部位が調理された状態で陳列されている。足を見てKがあれはタコじゃない?と言った。あれは足だよ、ここは首だよ、これは頭だよ~と教えると、Kちゃんアヒルの頭食べたいなあ~、ちっちゃん今度いっしょに食べようと言った。うーん・・・足と首くらいなら大丈夫だけど頭はちょっとねえ・・・
そんなこんなで寄り道しながらたどり着いた先は日系の焼肉屋。安定の味。Kは海苔にご飯とお肉を巻いて食べる方法を「あみだして」、ペロッと茶わん一杯食べてしまった。Kのお肉は噛み切りやすいようにいつも薄切り肉を使ったプルコギを注文する。Sさんはご飯を4杯もお代わりしていた。連休中くいだおれるつもりなのに大丈夫か。
満腹になった3人は帰りも同じルートで帰る。途中Kがどうしても食べたいと言うので、小吃店で鮮肉包子を一つだけ買った。ビニール袋に入れたパオズを大事に持って歩いていたK。階段を降りる時に危ないからとSさんがカバンに預かることにした。「とんとん、大事にもってよね!Kちゃんの大事な肉まんじゅう、つぶれたらパンチするからね!」とK。
帰宅後、Kは手を洗ってから「お皿ちょうだい」と言い、大きな包子をさっそく頬張り始めた。あれだけ昼ごはん食べた後なのに!味は「まあまあ」だったそう。包子を食べれるようになったなら、中国の国内旅行のハードルがまた一つ減った・・・と心のうちに何事か秘める母。
ベランダの朝顔の植木鉢のほうは、すでにたくさんの実がついており種が収穫できるようになるまでもう少し。ふさふさの緑のかたまりだったのが、ところどころ黄色が目立つようになり、隠れていた支柱がむき出しになってきた。それでも、まだ1輪、2輪と花を咲かせているので毎朝水遣りをしている。いつまで水を遣ればいいのかしら。
朝顔が終わったらベランダが寂しくなるなあ。
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中秋節だった日曜日、久しぶりに昼に焼肉を食べにいった。よく家族で行く焼肉屋は自宅から15分、20分くらい歩く場所にある。地元の人でにぎわう通りを歩く。ここにはいつも行列ができる(たぶん老舗の)惣菜屋がいくつか並んでいる。中国人は並ばないと言うけど、ここでは皆ちゃんと並んでいるのだ。ガラス張りのショーウィンドウの向こうに白衣のおばちゃんがおり、小さな窓口から注文を受ける。
何度も通りがかったことのある店先だが、この日はKの興味をひいたようでガラスの向こうの中華おかずにどんなものがあるか見たがったのでしばし見学。Sさんがお魚ならKちゃんも食べれるかもしれないねえと、上海風に味付けされている黄魚のおかずを指さす。前に、幼稚園で私がバスマザーにおすそ分けされたやつだ。
Kちゃんは肉まんじゅうが食べたいんだよねえ、とK。聞けば、幼稚園で中国人の先生が昼ごはんに包子を食べていたらしい。すごく美味しそうだったのだそうだ。パオズね。そう、パオズ。Sさんは「とんとんは馒头が食べたいなあ」と言い、私は「普通の月餅は食べたくないけど、冰皮月饼を食べてみたいなあ」と言った。三者三様。
惣菜屋を過ぎてまた歩く。入口に謎のロボットが飾られている美容院を通り過ぎる。昔Sさんが髪を切っていたローカルチェーンの美容院で、入口から覗くと、美容院の椅子と鏡が奥深くまでずらっと並んでいるのが見える。Sさんが思い出話を始めた。ここにはKちゃんが赤ちゃんの時、とんとんがKちゃんを連れてよく来たんだよ。えー!?とK。1歳未満だもの覚えてないよね。
とんとんが髪を切っている間Kちゃんはお店のお姉さんたちにラグビーボールみたいに、次々に抱っこされてまわされてたんだよ。皆田舎に小さい子供を残して出稼ぎに来てた若い女の人ばかりだったから、Kちゃんのこと可愛いねえってあやしてくれたよ。
美容院を過ぎると今度は「ダック屋さん」がKの目に留まり、立ち止まった。ショーケースにはあひるのありとあらゆる部位が調理された状態で陳列されている。足を見てKがあれはタコじゃない?と言った。あれは足だよ、ここは首だよ、これは頭だよ~と教えると、Kちゃんアヒルの頭食べたいなあ~、ちっちゃん今度いっしょに食べようと言った。うーん・・・足と首くらいなら大丈夫だけど頭はちょっとねえ・・・
そんなこんなで寄り道しながらたどり着いた先は日系の焼肉屋。安定の味。Kは海苔にご飯とお肉を巻いて食べる方法を「あみだして」、ペロッと茶わん一杯食べてしまった。Kのお肉は噛み切りやすいようにいつも薄切り肉を使ったプルコギを注文する。Sさんはご飯を4杯もお代わりしていた。連休中くいだおれるつもりなのに大丈夫か。
満腹になった3人は帰りも同じルートで帰る。途中Kがどうしても食べたいと言うので、小吃店で鮮肉包子を一つだけ買った。ビニール袋に入れたパオズを大事に持って歩いていたK。階段を降りる時に危ないからとSさんがカバンに預かることにした。「とんとん、大事にもってよね!Kちゃんの大事な肉まんじゅう、つぶれたらパンチするからね!」とK。
帰宅後、Kは手を洗ってから「お皿ちょうだい」と言い、大きな包子をさっそく頬張り始めた。あれだけ昼ごはん食べた後なのに!味は「まあまあ」だったそう。包子を食べれるようになったなら、中国の国内旅行のハードルがまた一つ減った・・・と心のうちに何事か秘める母。
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