とある団地に住む主婦のブログです。
[PR]
2024.11.24 Sunday
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
さよならアーイー
2013.08.07 Wednesday
アーイー最終出勤日。大気汚染レベルが高く午前中のプールはお預けにして、家でK、アーイーと過ごす。 アーイーが月曜に渡した餞別のお返しにと、Kに立派な玩具をくれた。オムツやおしりふきをもらった娘さんが私に申し訳ないと言って昨日わざわざ夫婦で買いに行ってくれたのだそうだ。トーマスと線路のセット。線路好きのKは大興奮していた。
今日もアーイーは娘の姑の悪口を延々と話していた。いつものように最後は「これだから外地人(上海人から見て他の省の人たち)はいけない」という結論になる。が、今日はそのまとめにもう一言ついてきた。「よく上海人は外地人を馬鹿にしてるって批判されるけど、でも実際その差は歴然としてるのよ、現実を言っているだけなのよ」とのこと。確かに一理あるのかもしれない。住んでいる世界が違う、国が違うと言って良いほど、中国人の生き方、暮らしぶりは多種多様なわけで。
けれど、それを言っちゃあお仕舞いよってことを何の躊躇もなく言ってしまうのも、端から見ていて気持ちのよいものでもない。・・・とは言えず、心の中で、結局「この人は(他の多くの中国人と同じように)思っていることが全て口から出ちゃうってことなんだろう」と思った。そして、思っていても空気を読んで口に出さない自分を、典型的な日本人女子なのかもとも思った。最後だしねえ。
Kは何かを感じているのか、今日はアーイーに対していつもより優しかった。ジャンさーん、とはっきり声にだして彼女を呼んだし、昼食後アーイーに散歩に連れ出されるときも普段より楽しそうについていった。散歩先でいつもは昼寝をするのだけれど、今日はなかなか寝なかったらしい。(たぶん午前中に運動できなかったからだ)アーイーはKFCに入って、最後だから良いかとKにアイスクリームを食べさせたと言う。帰って来たKは「びんちりん」、アイスクリームという中国語を覚えていた。それから「しーほあん」、好きという単語も新しく言えるようになっていて、驚く。アイスクリームをもらえたことが余程嬉しかったとみえる。家では滅多に食べないので。アーイー曰く、Kは何かを問うたときの返事の仕方も中国人らしく頷けるのだという。日本語にない母音の言い方。
記念写真を撮って、アーイーはKに「亲一下」と言い、キスを両頬にした。それから玄関先でまた少し話をして、いつでも必要な時はKを預かるからともう一度言ってくれた。近くに住む友だちのおばちゃん(娘さんの結婚式で同テーブルになったので覚えている。上品なマダム)のところにまた連れて行っても良いしと。彼女も喜んでくれるからと。別れ際、最近嫌がってしなくなったタッチ(手を合わせる)を、Kが今日は最後にちゃんとして、アーイーが泣きそうになっていた。
写真は今日撮ったもの。散歩から帰って来たばかりでアーイーの頭にはサングラスが。
PR