連休最後の日は天気がよく、動物園へ出かけた。上海動物園、初めて訪れたのだけど家族全員お気に入りの場所となった。もう、また次の行く日を決めたいくらい。

昼食は園内の芝生の広場で。コールマンのマット、いちばん小さいのを妊娠中に買ったんだけど、今がちょうどいいサイズかもしれない。芝生の真ん中、大きな木の下にSさんが広げてくれた。Sさんと私が向かいに座り、KはSさんの膝の上。作ってきた焼きそばと、コロッケパン（動物園に来る前に寄ったパン屋で購入）などを食べた。暑くないし、寒くないし、青空が見えてて本当に気持ちがよい。

動物はとても清潔な状態で飼育されているようだ。ちょっと前まで、中国のパンダは白黒じゃない、（汚れて）茶黒だ、なんて言ってたけれどとんでもない。それに、どのコーナーも作りが工夫されていて背の低い子どもも、大人もいろんな角度から見て楽しめるつくりになっていた。少なくとも自分が関西で行ったことのあるどの動物園よりも楽しい動物園だった。（後でジャン･アーイーに聞いたらやはり昔と比べてずいぶんと管理が良くなったそうだ）

Kはちょうど動物の鳴きまねが上手になってきていたところで、知っている動物に会うと嬉しそうに物まねをしていた。きりん、ぞう、しまうま、鳥、が特に好きみたいだ。きりんの前では長い時間、木の柵にかぶりついて見ていた。

夕方に自宅で用事があったので、15時半には園を出た。Kは遊び疲れたのか帰りのタクシーで寝てしまった。膝の上に抱っこしていて寝たのに気づかずにいたら、タクシーの運転手がちらちら後ろを振り向きながらバオバオ寝ちゃったよと教えてくれ、いい子だね、子育てっつうのはほんと大変だよ、あんたたちえらいよ、２人でいい子に育ててるね、上海だとジジババが育てるから親は楽だけどさ、などと話しかけてくれた。

夕方、マンション側にお願いしてベッドルームにベッドを１台増やしてもらった。これでシングルベッドが３つ続きで並んでいる状態。月額レンタル料を取られるかと思ったけれど、初期費用だけで退去時まで借りられることになり得した。ジュニアベッド買わなくてよかった。これで親子三人、ばらばらにならずに、かつ広々と寝られる！実際、その後睡眠がかなり快適になった。

連休最終日はとてもよい一日だった。連休初日からSさんにぷんすかぷんぷん怒ることが多かった※けれど、Sさんは逆切れせずに（？）毎晩夕飯を作ってくれ、休み最後の夜にも「今週末は大変ご迷惑をおかけしました」とわざわざ頭を下げてくれた。さすがに、さすがの私も申し訳なくなり、いえいえこちらこそと返事をして丸くおさまる。

※初日の旅行キャンセル事件、翌日のオムツ履かせるの忘れた事件、また翌日のオムツ適当につけてやっぱり漏らした事件等