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輪廻
2018.09.26 Wednesday
輪廻という言葉を、本当の意味も知らずにKが使っていた。見るとiPadで遊んでいる「妖怪ぷにぷに」というゲームアプリに出てくる期間限定イベントのキャラクターの名前だった。「リンネの絵を描きたいんだよねえ」とGoogleで「輪廻」と画像検索し、目的のイラストとは全然ちがうことにいらだっていた。
輪廻だけじゃだめだよ、スペースをいれて「ぷにぷに」を入れなきゃと教えると、ようやくキャラクターが出て来た。それをお手本に紙に絵を描く私たち。(こういう時は大抵ちいも描いてと言われるのである)
iPadのキーボードはKが使えるようにローマ字入力ではなく、かな入力にしてある。最近、簡単なことから少しずつ、Kは検索するということを覚え始めた。でも、ぷにぷにに限ったことではないけれど、いろんなゲームをする時に攻略法が必要なのか結構な頻度で「ちい、これスマホで調べて~」なんて言うので、なんでもかんでもスマホに頼ったらあかん、自分で考えなさいと注意する。
とは言え、自分で考えても難しい問題はあるものである。ゲームの攻略などはまさにそれで、長時間廃人になるほどにゲームに時間を費やしてこそ分かる事実もあるから、そういうところはショートカットしても良いのかもしれない・・・。にしても、私がいちいち調べるのは面倒なため、自分でやれそうならやりなさいと、検索の方法について教えることにしたのだった。
*
昨夜、風呂に入っているときKがシャンプーをしながら「ああいやだなあ~、あと何年か20年か、50年かしたら、ちいと遊べなくなるのいやだなあ~、ちいが先に死ぬもん」と言った。時々そんなふうにKは死について考えるようだ。
どっちが先に死ぬか、人がいつ死ぬかは分からないし、死んだあとのことは誰も本当のことを知らないけれどさ、と前置きをして、私は自分が知っている輪廻転生についてKに話すことにした。件のぷにぷにキャラの名前が「輪廻」だったし、ちょうど良いかなと。
死んだあとはしばらくしたらまた生まれ変わるって言っている人がいて、そういう考え方は世界各地で存在している。死んだら会えなくなるけど、生きている間にしたしくしていた人とは、また生まれ変わったら近い関係になることがあるらしい。たとえば、次はちっちゃんが息子で、Kちゃんがちっちゃんのお母さんになるかもしれない。もしかしたら結婚相手になるかもしれない。
そういうことを話すとKは、「それならまたちいがお母さんで、おれっちが子供がいいなあ」と言っていた。Kが言葉を話し始め、誰もそうは呼んでいないのに気付けば私のことを「ちっちゃん」と呼ぶのは、もしかしたら前にいっしょに生きた時代に、私がそう呼ばれていたからかもしれない、そう私が告げると「それはちがうよ~」とK。Kによれば、ちっちゃんと呼んだのは苗字をもじったらしいが、そんな馬鹿な。
まあとにかく、生まれ変わってまた生きる、それを繰り返していくことを輪廻、輪廻転生というんだよ、と話すとええそうなの~?と驚くKであった。
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