とある団地に住む主婦のブログです。
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レアな蝶々ゲットだぜ
2016.04.27 Wednesday
前の日記、父母会の集まりがあったその土曜日の午後。親の都合に付き合ってくれたKに、ガリガリ君と、もう一つプレゼントをあげた。
虫捕り網と、プラスチックの虫かごである。前々から、上海にいた頃から欲しい欲しいと言っていて、「日本に帰ったらね」、「冬が終わったらね」と話をしていたので、満を持して近所の100均で購入。
さっそく午後から家の前の広場へ出張る。広場には時々ちょうちょが飛んでくるので、見つけるや否やKは虫捕り網を振り回し、走り回っていた。その間、母は虫かごを横にベンチに座って観覧。Kは「レアなやつをゲットするー!」と勢いづいているものの、ちょうちょの動きは素早い。白いのやら黄色いのやら、ちょろちょろ~っと飛んで来るが、しばらくもてあそばれたあげく何度も捕り逃すこと数度。
まあそうそう、捕まえることは難しいだろうと私がその後のフォローのしかたに頭をめぐらせていると、草地に座り込んだKが大きな声で叫んだ。「ちっちゃーん!!!きてー!つかまえたよー!!れあなやつ!どうしよう!!!」。えっと思って駆けつけると、地面に伏せられた網のなかに本当にいるではないか。アゲハチョウである。
黄色と白と紫のやつが、レアなちょうちょだよ、とKが言っていた、まさにその蝶々が捕まっていた。虫かごに入れようよと言うが、ここで虫が大の苦手な私はひるんでしまった。情けないことだが人生、虫捕り網から虫かごに虫を移した経験が過去に一度もない。逃げないように、網とかごの入り口を近づければいいのだろうと頭では分かるけれども、うーん、どうしてもその心理的障害を乗り越える自信がなかった。K本人にやらせたらいいのだけれど、たぶん失敗しそう。ここで逃したら悲しむだろうなあ・・・
さて、時間はその頃ちょうど15時前。最寄り駅前に着いた中国帰りのSさんが歩いて自宅に向かっているのは知っていたので、「そうだ!とんとんを待とう」と提案。草地の真ん中で、アゲハチョウを捕獲したまま佇む母子二人。道の向こうを見る、と、なんともタイミングよく、Sさんが歩いてくるではないか。父最高!
遠くからとんとーん!早く来て、ここにきて!なんでもいいから早く来て!とKと二人、大声で呼びつける。事情を知らないSさんは始め「革靴だから(草地に)入れない」とごにょごにょ言ったが、そんなことはどうでも良いのだ。今こそ、妻子は強くあなたを求めているのだ。
これまたタイミングよく、北京税関に預け荷物のスーツケースが引っかかり、手荷物だけで帰ってきた身軽なSさん(スーツケースは翌日手元に戻った)。そのままホイホイと革靴で広場に入って来て、無事アゲハチョウを虫かごの中にいれ、妻の危機を救ってくれた。
虫入り虫かごを両手にかかげたKは、本当に嬉しそうだった。これでじっくり観察できるね!と言って、家に持ち帰ると言って聞かなかった。死んじゃうかもしれないよ、しばらく観察したら逃がしてあげようと言ったが、断固として逃がすのは嫌がった。
その後、Kは虫かごを自宅に持ち帰り、私が怖がるのを「ちっちゃんはこわがりだなあ~」と笑い、Sさんが砂糖水を含ませたティッシュを中にいれるのを手伝った。そして翌日はまたかごを広場に持って行き、蝶々を逃がしてやった。
虫捕り経験、母が手伝えることはあまりないけれど、楽しそうだからもっとさせたいな。園でも「Kちゃんがじぶんの力だけで捕まえたんだよ」と先生に自慢していたらしい。念願かなって良かったよかった。
写真はその広場にて。冬には気づかなかった、蟻の巣の入り口をたくさん見つけた。
さっそく午後から家の前の広場へ出張る。広場には時々ちょうちょが飛んでくるので、見つけるや否やKは虫捕り網を振り回し、走り回っていた。その間、母は虫かごを横にベンチに座って観覧。Kは「レアなやつをゲットするー!」と勢いづいているものの、ちょうちょの動きは素早い。白いのやら黄色いのやら、ちょろちょろ~っと飛んで来るが、しばらくもてあそばれたあげく何度も捕り逃すこと数度。
まあそうそう、捕まえることは難しいだろうと私がその後のフォローのしかたに頭をめぐらせていると、草地に座り込んだKが大きな声で叫んだ。「ちっちゃーん!!!きてー!つかまえたよー!!れあなやつ!どうしよう!!!」。えっと思って駆けつけると、地面に伏せられた網のなかに本当にいるではないか。アゲハチョウである。
黄色と白と紫のやつが、レアなちょうちょだよ、とKが言っていた、まさにその蝶々が捕まっていた。虫かごに入れようよと言うが、ここで虫が大の苦手な私はひるんでしまった。情けないことだが人生、虫捕り網から虫かごに虫を移した経験が過去に一度もない。逃げないように、網とかごの入り口を近づければいいのだろうと頭では分かるけれども、うーん、どうしてもその心理的障害を乗り越える自信がなかった。K本人にやらせたらいいのだけれど、たぶん失敗しそう。ここで逃したら悲しむだろうなあ・・・
さて、時間はその頃ちょうど15時前。最寄り駅前に着いた中国帰りのSさんが歩いて自宅に向かっているのは知っていたので、「そうだ!とんとんを待とう」と提案。草地の真ん中で、アゲハチョウを捕獲したまま佇む母子二人。道の向こうを見る、と、なんともタイミングよく、Sさんが歩いてくるではないか。父最高!
遠くからとんとーん!早く来て、ここにきて!なんでもいいから早く来て!とKと二人、大声で呼びつける。事情を知らないSさんは始め「革靴だから(草地に)入れない」とごにょごにょ言ったが、そんなことはどうでも良いのだ。今こそ、妻子は強くあなたを求めているのだ。
これまたタイミングよく、北京税関に預け荷物のスーツケースが引っかかり、手荷物だけで帰ってきた身軽なSさん(スーツケースは翌日手元に戻った)。そのままホイホイと革靴で広場に入って来て、無事アゲハチョウを虫かごの中にいれ、妻の危機を救ってくれた。
虫入り虫かごを両手にかかげたKは、本当に嬉しそうだった。これでじっくり観察できるね!と言って、家に持ち帰ると言って聞かなかった。死んじゃうかもしれないよ、しばらく観察したら逃がしてあげようと言ったが、断固として逃がすのは嫌がった。
その後、Kは虫かごを自宅に持ち帰り、私が怖がるのを「ちっちゃんはこわがりだなあ~」と笑い、Sさんが砂糖水を含ませたティッシュを中にいれるのを手伝った。そして翌日はまたかごを広場に持って行き、蝶々を逃がしてやった。
虫捕り経験、母が手伝えることはあまりないけれど、楽しそうだからもっとさせたいな。園でも「Kちゃんがじぶんの力だけで捕まえたんだよ」と先生に自慢していたらしい。念願かなって良かったよかった。
写真はその広場にて。冬には気づかなかった、蟻の巣の入り口をたくさん見つけた。
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