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大気汚染(PM2.5)について母メモ【3】
2015.01.06 Tuesday
2.結局、指数(数値)がどれくらいになったら外出ちゃいけないの?
35㎍/㎥以下が問答無用で良い状況なのは分かった、115㎍/㎥以上がやっぱり問答無用で外出を控えるべき悪い状況なのも分かった。でも、どうやら、35から115の間でも、気を付けたほうがいいボーダーラインがあるようだ。小さい子供がいたりするような場合は特に。(いや、でもたぶんこれも各家庭の事情によるんだろう)
【各国の環境基準】下段のPM2.5の1日平均値を参照
(画像引用元はいずれも在中国日本国大使館のHPから)
環境基準というと分かりにくいけど、平たく言えば「超えてほしくない数値」のことなのかな?日本と米国は1日平均値が35㎍/㎥、中国は75㎍/㎥。中国で暮らす人なら感覚的に75㎍/㎥なんて、冬場は特に結構厳しくない?と思ってしまう数字。
前記事に載せた表を見ると、中国で[軽度汚染]と判断される上限はPM2.5濃度が115㎍/㎥だけど、米国の場合、相応するレベル[敏感な人に影響]の上限は55㎍/㎥。ここには大きな差がある。米本国では日平均35㎍/㎥を超えそうな日には、主要報道機関に通知されるそうな。35㎍/㎥超えは、健康に影響を与えるとされる重要なボーダーラインとされているそうな。
35超えてマスク着用推奨なら、上海なんかほぼ年中マスク着用日だね・・・。一歩外に出れば毒の世界。腐海だ、ナウシカの世界だ。それはちょっとなぁと私は思ってしまうが、でも、実際それを基準にし、生活している上海在住邦人もいらっしゃることだろうと思う。常にマスクしてます、とか。許せる範囲は人それぞれということだと思う。WHOの指針だってとっても低いし(ただしWHOの場合、表の数字とは別に、国の事情に合わせ段階ごとの基準もある)。
と、ここで日本の場合はどうかというと。2013年2月の環境省が出した暫定的な基準はこう。
【環境省「微小粒子物質(PM2.5)に関する専門家会合」報告書】
暫定的な指針となる値は一日平均70㎍/㎥、がボーダー。1時間平均だと、85㎍/㎥。これを受けて日経新聞が記事をまとめているのでリンクを貼る。「PM2.5、基準2倍超で外出自粛呼び掛け 環境省」。1日平均で基準を超えそうと「予測される日」に、換気と屋外活動を控えるよう呼びかけることになったという内容。
常に日本よりは空気が悪い(と言っていいと思う)上海の場合、時間単位でPM2.5の数値が大きく上下するから、1時間平均を見ながら実際の行動を決めていったらいいのかもしれない。
これを書いている1月6日の今日なんか、早朝4時は253㎍/㎥、迷いながらも登園を決めた8時で122㎍/㎥、小雨が降った後の昼の12時は、27㎍/㎥だよ!買い物いつ行くの?!今でしょ!!!という具合に空気に振り回される日々。(今日は特に極端な傾向だったけれど)
そんなわけで、日本のこのPM2.5濃度1時間平均、85㎍/㎥超え、このラインを注視するというのはそこそこ現実的な判断の仕方なのかなあと我が家では理解しました。中国AQI基準でこの濃度では中度汚染には至らず、学校機関への屋外活動減少の通達も出ないけれど。
我が家のまとめ。
・85㎍/㎥を超えたら基本的に家にいて、窓も開けない(家で子と過ごす場合)
・70㎍/㎥前後でも、上り傾向にあればその後の数値変化に気を付け行動する
米国の55㎍/㎥を超えたら「健康に悪影響 Unhealthy」とかいう表を見ると、うーんと思うところはもちろんあるけれど、我が家ではこのへんが妥協できるラインかなと思い、外出を考える際の参考にしています。
次は幼稚園での対策をからめて、つづく。
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