今日の昼はあまり冒険したくない気分だったので、美味しいと噂のすし屋へ。味は良かったけれど、朝寝をさせられなかったKが眠くて暴れたのでゆっくりはできなかった。しかもSさんと話をしているうちに「今後の引越しをどうするか」の話題になり険悪なムード。仮住まいの快適さをどの程度まで追求するかという問題は、いつも微妙で複雑で悩ましい。

店を出た後、眠るKを抱いて軽く散歩。日曜の古北を歩くのは初めてだ。日本人ファミリーをたくさんみかけた。興味があるというのでSさんを私が先日訪れた蜂蜜屋に連れて行く。いくつかの蜂蜜を試食。元々蜂蜜が苦手な私は金木犀以外の蜜はやはり美味しいと思えず。カステラとハニーレモンシロップ（夏の飲み物用に）を買った。

帰宅後、Sさんは髪を切りに行きたいという。近くに日系サロンがあり紹介チケットもあるのだけれど、いつものところがいいと。そこはローカルの大きな店で、一番安いスタイリストのカットで38元、高いと500元を超えるそう。Sさんは上海に来てからいつもそこで38元の美容師に髪を切ってもらっている。気に入りの美容師がいるわけではなく、毎回誰が切ってくれるのか分からないというのに。曰く、どこでもだいたいいっしょ、なのだそうだ。その考え、私は全力で否定しているけれど、彼は曲げない。

今日は私が眠そうにしているので、Kといっしょに美容院に行くからあなたはお昼寝しなさいと言ってくれた。お言葉に甘えて私は寝室へ。父子は38元美容院へ。

1時間とちょっと、目が覚めたらもうKとSさんは帰ってきていた。聞くと、カット中、Kはずっといいこで膝の上に座って待っていてくれたらしい。髪を洗うときもずっとそうしていたのだという。美容院でモテモテやったな～とKの顔を見ながらSさん。昼寝しかしていないくせに、夕飯もお任せしてしまう。塩麹を初めて使った（使ってもらった）。お肉と蓮根を塩金平風に。塩と味噌のあいの子みたいな味だね。おいしかった。

夕飯後、再度引越し問題協議に入り。引越したいところが見つかれば引越す。少なくとも向こう2年は住めるなら引越す。気に入った物件は見つからないかもしれないけれど不動産屋めぐりをすることに週末の時間を割く。何より、会社規定を変える必要があるのでその問題をまずはクリアするところからスタート。

自分の都合や希望はおいておいて、会社にとって一番いいのはこうだろう・・・と聞いたこの先の話。上海近郊のW市に自分をおいて・・・だって。もう本当に引越しって話をするだけでエネルギーをとられる。

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写真は前の住まいの景色。上海に越してきてもうすぐ半年。日本が恋しいと思う頻度はだいぶ減ったけれど、それでも時折、写真を整理したりすると鼻がツンとする。昨日アルバムにこの写真を挿しいれたばかり。わさびのような効果あり。