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大気汚染(PM2.5)について母メモ【2】
2015.01.06 Tuesday
1.中国AQIって信じていいの?米国、日本基準との違いって何?
まず、米国AQIと比べるとこから。
上海市が出しているAQIと、在上海アメリカ領事館が出しているAQIの数字は異なる。それは、中国米国それぞれの、PM2.5の濃度に対する環境基準(どれくらいを可として、どれくらいを不可とするのか)が違うから。でも、両国の認識がおおむね同じ部分もある。(以下、最下部に引用した画像を参考に読んでください)
例えば、PM2.5濃度が 35㎍/㎥ 以下のときは、中国、米国どちらもヨシとしているようだ。
そして、PM2.5濃度が、115㎍/㎥ 以上のときは、中国、米国どちらも屋外活動を控えるよう訴えているところも同じ。→☆
「PM2.5濃度 115㎍/㎥」は中国AQIでいうと、指数151(中度汚染)を超えるレベル。中度汚染以上になると、環境測定中心から屋外活動を控えるよう一斉に通達がでて(※)上海市内の教育関連機関は、各自それに従う。
※例2013年1月の場合(リンク先:幼教网)http://sh.youjiao.com/e/20130109/50ecd7cb036ee.shtml
でも、この通達に強制力はないから、その日たまたま運動会だったり大きなイベントだったりしたらやっちゃうとこもあるのかもしれない。
とにかく、35㎍/㎥以下と、115㎍/㎥以上は、中米両国ともそれぞれ「良い」と、「とっても悪い」と認識されているよう。115㎍/㎥を超えれば、基準が「緩い」と言われる中国でも一応、屋外活動を控えるような動きになる。
ちなみに、また後ほど幼稚園での対策に関連して再掲するかもしれないけれど、Kのお友達が通う某アメリカンスクールの日系幼稚園では、アメリカAQIを基準にし、指数180以上で園児たちの屋外活動を制限していると聞いた。
<1月4日 17時>
米AQI指数182 PM2.5 1時間当たりの濃度 116㎍/㎥
<1月5日 18時>
米AQI指数173 PM2.5 1時間当たりの濃度 99㎍/㎥
上の数字は手持ちのiPhoneアプリから抜粋。アメリカAQIとPM2.5濃度の対応はこんな雰囲気。米AQIを判断材料にしているというこの幼稚園の場合、【各国の環境基準が異なるのでAQI数値が異なる】と言えども、高リスク対象者(園児)の屋外活動制限のPM2.5濃度の基準は、上海市のそれと、さほど変わりがない。
下、画像引用。引用元は在中国日本国大使館のホームページ、「中国における大気汚染について」から。こちらではサイズを縮小したので見にくいですが、リンク先ではもっと見やすいです。
【米国のAQIとPM2.5の対応表】 PM2.5濃度が(日平均)となっているけれど、発表は毎時ごと1時間当たりの濃度を示しているようです
【中国のAQIとPM2.5の対応表】
と、長いけれどここで、家庭に高リスク者(3歳児、喉弱めの夫婦)がいる我が家のまとめをみっつ。
・35㎍/㎥ 以下は もう目をつぶってていいや
・115㎍/㎥ 以上は 中国でも米国でも相当悪い数値。できるだけ外の空気に触れない方向で、「窓締め」「マスク」「デリバリー頼み」の生活スタート。(登園可否は後の話題で)
・☆あ、でも、35㎍/㎥~115㎍/㎥ の間が、アメリカと中国では認識がかなり違うっぽい!この範囲に限って言えば、中国AQIの「良」とか「軽度汚染」の言葉の軽さを信じちゃいけないかも。
ということで、日本どうなの?というところも含め「35~115の間」の検討を、次につづく。
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