西平安名岬は夕日を眺めるのに最適、とSさんがガイドブックで見つけてきた。位置としては前記事の池間大橋から見えた宮古島の風車が並ぶ辺り。日没前30分くらいから居座ってみたけれど、残念ながら夕焼けらしい夕焼けを拝めることはできなかった。

でも、ここにも展望台があって、（しかも広くてきれい）ぶんぶん大きな音でうなる風車や、太陽が沈んでいく前の空や海の様子を眺めることができた。展望台から岬の端の方、海に近いほうを見ると東屋が見える。あっちのほうが夕焼けを見るなら良いかもしれないと、SさんがKと先に偵察に行った。行く前にSさんが「東屋について【来る価値あり、来て】と思ったら、こんなふうに踊るから」と両手をあげてふりふりする。

KとSさんは海に向かう小路を歩いていき、そのうち姿が見えなくなった。しばらくして東屋付近に小さく二人が並んでいるのが見えた。二人して踊っている。・・・・そういうわけで、私も展望台を降りあちら側へ移動した。途中写真を撮りながら道草をくっていたら、ちっちゃん遅いから迎えに来たよ～とKがSさんを連れて迎えに来てくれた。



東屋の近く、沈んでいく太陽の真正面で日没を待つ。太陽の周りは薄い雲がかかっていて、時々それほど強くない光が顔を出す。・・・晴れないだろうか。手持無沙汰になったKはぺろぺろキャンディーを食べたり、トッキュウジャーごっこを一人でしたりして時間をつぶしていた。



「2011年永遠ノリコ」みたいな落書きがたくさん描かれた地面の上で、ちょうちょうとっきゅーじゃーと叫びながらくるくる回るK。全身砂っぽい。

結局、一番上の写真くらいまで粘ってみたけど日没まで待っても夕陽は見れないでしょうと諦めてその場を去ることにした。お腹も空いて来ていたし。



夕焼けはまたどこかで見よう。でも、ここも楽しかった。