先日の黄浦江。これで青空だったらなあ！曇りだけど空気レベルは良い方で、橋の向こうが見えた。そして、黄浦江の匂いは決していい匂いではないが、私にとってもSさんにとっても何とも昔懐かしい気持ちにさせる。それぞれ別々の思い出が黄浦江にはあるわけです。

あなたは酸辣汤が好きでしょ？酸辣汤面食べに来ない？とお誘いを頂き、例によって昼時にSさんの職場付近まで出向く。私たちは、酸っぱ辛い（痺れるような「麻」と、奥に感じる甘味がある）食べ物が好きだ。宫保鸡丁しかり、酸辣汤しかり。今日は酸辣汤面をSさんと半分こして、小笼包と、毛豆（枝豆）と豆腐皮と雪菜（高菜みたいなやつ）を炒めたものを食べた。ごちそうさん。

食事中、私が計画している旅行についてSさんに話す。一つは船で上海から大阪まで帰ること。もう一つは大阪経由で西九州の友だちに会いにいくこと。どちらも私とKだけの旅程で考えている。同時に行うかもしれないし、それぞれ別の時期に実行するかもしれない。「いいじゃない、ぜひいってらっしゃい」とSさん。良い奥さんみたいな返事である。ありがとう。できたら薄着で済む季節のほうが荷物が少なくて楽なのだけど、後はタイミングの神様からゴーサインが出次第ということで。

夕方園バスから降りて家でおやつを食べ終わったKが、昨日遊んでいた玩具はどこかと聞いた。玩具と言っても、傘の形をしたチョコレートの柄の部分、プラスチックの部分のことである。Kはフック船長のカギ（手の先のこと）みたいだねえ～！と言い、最近はこの【Ｊ】のような形のものを気に入っている。

例えば、キッチンで使っていたステンレスのS字フック。勝手に持ち出し、キックボードのハンドルに引っかけ「Kちゃんのすけーボードに鍵をかけたよ！これは鍵だよ！」と主張していた。それから、工作に使えるかもと思い取っておいたパンの袋を留めるテープでコーティングされた針金。先日私がこれをフック状に曲げてくつ紐に繋げ、割り箸から垂らして釣竿にしたのだが、気に入ったらしくびゅんびゅん振り回しながら（危ない）フックで色々なものを釣り上げようとしていた。

で、話を戻す。Kが探していた小さな傘の柄、昨日キッチンで遊んでてそのまま床に落としちゃったんじゃないの～？と私が言うと、Kは道具箱からスイッチを入れるとライトがつくコンパスを取り出し、キッチンへ向かう。我が家のキッチンは夕方以降は照明をつけないと真っ暗。でんきつけようか？と言っても、いい、コンパスがあるから！とKは断った。面白そうなので後ろからついていくと、Kが暗いキッチンに入り、懐中電灯のようにコンパスの明かりをつけうろうろと探しまわってから目当てのものを見つけ出していた。昔は家の中でも暗闇を怖がったものなのに成長したものだ。いっぱしの探検家みたいじゃないか。

本日の日記タイトルは「れりごー」。幼稚園でも聞いているのか映画の主題歌をＫがよく歌う。れりごーれりごー、から始まるのに、途中日本語になる。〇×▽※▼∴□するのよ～、れりごーれりごー・・・・いーやーだよ～～〇×▽※▼∴□～。Kの変てこりんな歌をSさんが真似するのでそれはなかなか鬱陶しい。

Kはエルサのことを、エルサと呼ばない。雪の女王と呼ぶ。Kちゃんがー、赤ちゃんのときー、ちっちゃんのお腹のなかでえ、雪の女王にー、サッカー教えてもらったのよ！と風呂場で言っていた。胎内記憶、3歳になる前に聞いておいて良かった。