夏休みが終わって半月。Kはこの夏休みで妖怪ウォッチとポケモンに目覚めてしまった。

ジバニャンを真似して、ときどき話す語尾に「・・・にゃん」をつけて猫語になるのが、親であっても鬱陶しく感じるこの頃。「そうだにゃん」、「しらないにゃん」、「ちっちゃんとあそびたいにゃん」・・・なんなのこのプレイは

そして、Kはこのところちょっと甘えん坊になっている。休み中ほぼいっしょに行動していたせいだろうか。キッチンで食事を作っている間、以前はリビングでテレビを見ていても全然平気だったのに今は絶対に一人で居たがらない。後追いの激しい赤ちゃんのように、どこへ行くのでも私の後をちょこちょこついて回る。そういう時期と思ってしばらくは様子見。

週末に自然博物館へ行った。新しくなって大盛況を通り越してぎゅうぎゅう詰め、入館するのも何時間待ち、なんて話を聞いていたから覚悟して行ったのだが実際にはかなりゆっくり気分で回ることができた。ネットでチケットを買い、当日も朝早く動いたのが良かった。

Kがもう少し小さい頃によく行った浦東の科学技術館より、ずっと広くておしゃれで子どもから大人まで楽しめる施設だった。一人でまた行きたいなあ。じっくり観覧したい。Kはうごいたり吠えたりする恐竜におそれながらも、一つ一つの展示を食い入るように見ていた。

ちょっと前に上海の友達がテレビでKが好きそうな恐竜や化石の番組をやってるよと教えてくれて、その時に見たアノマロカリスがKは特別気になる存在のようだ。アノマロカリスの展示の前で、口がこんなふうになっていると人差し指と親指を伸ばした両手を自分のあごにもっていき、真似していた。

8時半過ぎには博物館へ到着し、出てきたのは10時半過ぎ。それから芝生で大暴れして、昼食をとって、午後からはKの熱い要望とSさんの思い付きにより、南京東路から二階建てバスに乗った。たまたま屋根付きのバスで助かった。外灘、豫園、新天地、人民広場をぐるっと回って降り、16時に帰宅。朝早くから行動すると一日が長い。くたくたである。それからSさんが買出し、夕飯を作ってくれた。いつも尻にはしいてるけど頭上がりません。